味内村(読み)みそないむら

日本歴史地名大系 「味内村」の解説

内村
みそないむら

[現在地名]比内町味噌内

大館盆地南東端部、北流するさい川右岸の山麓に位置する。天文年間(一五三二―五五)の浅利則頼侍分限帳(佐藤文書)に、御歩行頭として「味噌内村ニ居主 安保丹後」とみえる。中世を通じ浅利氏領であったが、末期になって安東(秋田)氏に代わる。慶長二年(一五九七)比内回復を主張した浅利氏が中央に報告した浅利頼平領内村数覚書(秋田家文書)には「見そ内 田 家二ツ」とある。小字名大館おおたてたてした現存

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に御備内新田一七九石とある。享保一四年(一七二九)の秋田郡御黒印吟味覚書(秋田県庁蔵)には「正保元禄誤而新田出」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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