扇田(読み)おうぎた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「扇田」の意味・わかりやすい解説

扇田
おうぎた

秋田県北部、大館市(おおだてし)比内町(ひないまち)地域の中心地区。旧扇田町は1955年(昭和30)に比内町となったが、2005年(平成17)大館市に編入。米代(よねしろ)川の河港として栄え、また羽州街道の脇(わき)として鹿角(かづの)街道などが通じる水陸交通の要地で、物資集散地であった。JR花輪線扇田駅があり、国道103号、285号が通じる。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「扇田」の意味・わかりやすい解説

扇田
おうぎた

秋田県北部,大館盆地の南にある大館市の集落。旧町名。 1955年近隣3村と合体して比内町となり,2005年大館市に編入。江戸時代には米代川の河港として繁栄秋田杉の集散地で,製材が盛んである。

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世界大百科事典(旧版)内の扇田の言及

【比内[町]】より

…大館盆地の南部を占め,米代川に沿ってJR花輪線と国道103号線が通じる。中心の扇田は近世には周辺に産する杉材を集散する米代川の河港として栄え,三斎市も立った。戦国時代末期に開坑の大葛(おおくぞ)金山は明治中期まで採鉱していた。…

※「扇田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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