命弾(読み)いのちだま

改訂新版 世界大百科事典 「命弾」の意味・わかりやすい解説

命弾 (いのちだま)

マモリダマユルシノタマなどの名もあり,昔の狩人山中怪異にあって危急の場合に撃つため常に携帯した弾丸。鉄で造るとも伊勢神宮の許しを得た金の弾とも,また鉛の弾で梵字(ぼんじ)あるいは八幡大菩薩または南無阿弥陀仏と彫られているとも伝え,信仰的な品であった。これで猫の化物を射止めたなどの話が語られており,通常はこの弾丸を射撃した後は狩りを業とすることを廃するものとされた。
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