事典 日本の地域ブランド・名産品 「和弓用矢」の解説
和弓用矢[その他(工芸)]
わきゅうようや
宇都宮市で製作されている。宇都宮の和弓用矢は、江戸時代末期に藩主が矢の製作を命じたのが始まり。弓道で使われる矢は、四本が一組で、四本とも限りなく同一に近くなければならない。その製作工程の大部分を手作業でおこなっている。入手が困難な鷲・鷹など斑文様の美しい鳥類の羽も使用し、弓道の極致である「真・善・美」に至るうえで欠かせないものとして、多くの弓道愛好家に愛用されている。栃木県伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報