矢竹(読み)ヤダケ

デジタル大辞泉 「矢竹」の意味・読み・例文・類語

や‐だけ【矢竹/×箭竹】

矢の竹の部分矢柄やがら
(矢竹)イネ科植物山野に生え、茎は高さ約4メートル、直径約1センチで、節から枝を出し、先に披針形の葉を数枚つける。葉の裏面は白い。夏、緑色花穂をつける。茎は節と節との間が長いので、矢柄として利用した。しのめ。しのべだけ。やじの。の。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「矢竹」の意味・読み・例文・類語

や‐だけ【矢竹・箭竹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. イネ科のタケササ類。各地の山野に生え、矢をつくるために栽培もされる。高さ二~六メートル、径一~二センチメートル。節は低く節間はまっすぐで、長さ二五~六〇センチメートル。葉は披針(ひしん)形で長さ八~三〇センチメートル、小枝に三~一〇個ずつつく。線形で緑色の小穂を多数円錐状につける。しのべ。やじめ。〔常陸風土記(717‐724頃)〕
  3. (の)のこと。はいだ矢の矢尻(やじり)と羽との間の竹の部分。矢柄。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む