極致(読み)きょくち

精選版 日本国語大辞典 「極致」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ち【極致】

〘名〙 それ以上にはならない、最上の状態。その趣をきわめつくした境地。極髄。極所。
※旱霖集(1422)一・瞽殺人論「其中能説聖人用之極致、得親切著明者、莫善於焉」
※内部生命論(1893)〈北村透谷〉「万有的眼光には万有の中に其極致を見るなり」 〔春秋公羊伝‐注疏序〕

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デジタル大辞泉 「極致」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ち【極致】

到達することのできる最高の境地。きわみ。「芸術の極致に達する」「官能の極致
[類語]極み至り究極極点終極

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普及版 字通 「極致」の読み・字形・画数・意味

【極致】きよくち

最高の趣に達する。・何〔春秋公羊経伝解詁序〕昔(むかし)孔子云へるり。は春秋に在り、行ひは孝經に在りと。此の二學は、人の極致にして、治世なり。

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