和歌駿河草(読み)わかするがぐさ

日本歴史地名大系 「和歌駿河草」の解説

和歌駿河草
わかするがぐさ

六巻(本巻一・末巻五) 志貴昌澄著

別称 駿河草

成立 寛延二年

写本 国立国会図書館ほか

解説 駿河国の名所旧跡について詠まれた和歌を収集し、伝説・見聞などが書加えられている。寛延二年の凡例によれば、享保一八年には一応の成稿となっていたという。本巻は富士清見・雑編からなり、末巻は各郡目録となっている。昌澄は駿河国惣社神部神社の神官で、江戸跡部良顕に国学・神道、伴野八重垣に和歌を学んだ。著書に「駿河国三穂社記」がある。

活字本 「和歌駿河草」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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