和田 精(読み)ワダ セイ

20世紀日本人名事典 「和田 精」の解説

和田 精
ワダ セイ

大正・昭和期のテレビディレクター,ラジオディレクター,演出家 毎日放送取締役



生年
明治26(1893)年1月15日

没年
昭和45(1970)年4月11日

出生地
千葉県佐倉

学歴〔年〕
東京高工(現・東京工業大学)〔大正4年〕卒

主な受賞名〔年〕
芸術祭賞(第9回・昭29年度)「カルメン・シータ」,演劇功労者(第1回)〔昭和29年〕,黄綬褒章〔昭和36年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和42年〕

経歴
会社勤めの後、大正13年築地小劇場創立同人の一人として演出部に参加、舞台照明、舞台効果分野を初めて確立。14年日本初のラジオドラマ「炭坑の中」の効果を担当。昭和4年退団し、松竹など劇場の舞台効果の仕事に従事。5年NHK大阪放送局入社、19年退社。戦後26年新日本放送嘱託となり、29年ラジオドラマ「カルメン・シータ」を演出、芸術祭賞を受賞。32年毎日放送に改組の時取締役となった。36年辞任、毎日放送社友。ラジオ・テレビドラマ演出家の草分け

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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