日本歴史地名大系 「和田南村」の解説 和田南村わだみなみむら 岡山県:御津郡建部町和田南村[現在地名]建部町和田南・鶴田(たずた)標高三〇〇メートル前後の山地に広がり、西と南は旭川に面し、東は角石畝(ついしうね)村・角石谷(ついしたに)村・三明寺(さんみようじ)村、北は和田北村(現久米郡中央町)に接する。美作国久米北条(くめほくじよう)郡に属し、もと和田村のうち、延宝六年(一六七八)に北村・南村に分村したという(西作誌)。和田村は正保郷帳では高八八〇石余、うち田四一九石余・畑四六〇石余で、松芝山・芝山がある。改出高一五四石余、正保四年(一六四七)より元禄一〇年(一六九七)までの開高三三石余(美作国郡村高辻帳)。享保二年(一七一七)刊の「美作鬢鏡」では和田南村高五七九石余とあり、天保(一八三〇―四四)頃の美作国郷中高帳も同様。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by