和田河原村
わだがはらむら
[現在地名]南足柄市和田河原
北境から東南を洞川が流れ、東は塚原村、西は狩野村・中沼村、南は駒形新宿・炭焼所村と接し、西部で甲州道と矢倉沢往還が合流する。暦応四年(一三四一)八月七日の摂津親秀大間帳(県史三)にみえる「狩野庄内大和田」は、当地に比定される。
近世は小田原藩領。正保国絵図に村名がみえる。元禄一三年(一七〇〇)の年貢割付状(荒井文書)によれば、田四四町八反余、畑四町九反余。「永代日記」承応二年(一六五三)七月二六日条に藩主稲葉正則が当地に赴いた記事がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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