和霊大祭(読み)われいたいさい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「和霊大祭」の意味・わかりやすい解説

和霊大祭
われいたいさい

愛媛県宇和島市の和霊神社で 7月23~24日に行なわれる夏祭り。和霊神社は,宇和島藩家老として手腕を発揮したものの,陰謀によって殺害された山家清兵衛の霊をまつる。和霊大祭では 24日の夕刻に山家清兵衛の邸宅跡とされる丸ノ内和霊神社に神輿が渡御する。神輿は 3基あり,四つ太鼓と呼ばれる布団太鼓台が先ばらい役を務める。御旅所の丸ノ内和霊神社を出ると,神輿は海上渡御を行ない,須賀川の流れをさかのぼり,神社に向かう。神社前の川中には神竹が立てられており,神輿はそのまわりを回り,男たちが神竹の上部につけられた御幣を奪い合って竹を倒し,ともに神社拝殿に入れられて祭りは終わる。同じ 7月23,24日には,宇和島市内の町会や企業・団体が出す牛鬼がパレードなどして練り歩くが,牛鬼は和霊大祭とは別個に動いている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む