咾別村(読み)いかんべつむら

日本歴史地名大系 「咾別村」の解説

咾別村
いかんべつむら

[現在地名]中川なかがわ郡幕別町字相川あいかわ

明治初年(同二年八月から同六年の間)から明治三九年(一九〇六)まで存続した中川郡の村。十勝川南岸にあり、北は十勝川を隔て蝶多ちよた(現池田町)、南は幕別村、東は猿別さるべつ川を隔て止若やむわつか村。近世はトカチ場所のうち。明治初年イカンベツなどの地を包含して村が成立。同四年の駿河静岡藩支配下での戸口アイヌ六戸・三四人、うち男女各一七(蝦夷の灯)。「十勝国地誌提要」にイカンヘツ村とあり、同六年のアイヌの戸口は五戸・二九人(男一三・女一六)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android