唐事(読み)からごと

精選版 日本国語大辞典 「唐事」の意味・読み・例文・類語

から‐ごと【唐事】

  1. 〘 名詞 〙 能で、唐人所作をまねて演じること。「邯鄲(かんたん)」「猩々(しょうじょう)」「唐船(とうせん)」など。
    1. [初出の実例]「唐事 是は凡(およそ)、格別(かくべち)の事なれば、定めて稽古すべき形木(かたぎ)もなし。ただ肝要、出立(いでたち)なるべし」(出典風姿花伝(1400‐02頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android