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猩々 しょうじょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

猩々
しょうじょう

能,邦楽,邦舞の曲名。 (1) 能 切能物で作者未詳。唐土揚子 (ようす) の里に住む男が夢に導かれて市で酒を売っていると猩々が来て,男の孝行の徳により汲めども尽きぬ酒の壺を与えて舞を舞う。この可憐な少年の姿をした妖精,猩々の舞姿が見どころとなっている。 (→尾能 ) (2) 長唄 文政3 (1820) 年,江戸中村座で七変化の一つで本名題『猩々雪酔覚 (ゆきのえいざめ) 』として初演。3世坂東三津五郎が雪の浜辺で酔う猩々を踊った。また 1874年河原崎座で同座の脇狂言であったものを新たに振付し,松羽目物の『寿二人猩々』として上演。これが現存の『二人猩々』である。このほか,地唄には遊女の杯を重ねるさまを描いた通称『女猩々』の曲があり,一中節にも安政2 (55) 年,都一清作曲の同名の曲が残っている。

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百科事典マイペディアの解説

猩々【しょうじょう】

能の曲名。五番目物。五流現行。唐の潯陽江の海中にすむという霊獣の猩々が親孝行の高風にくめども尽きぬ酒壺を与えるという話で,酒に酔って波の上を舞う〈(みだれ)〉が中心。
→関連項目切能物

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

しょうじょう【猩々】

愛媛の日本酒。平成1、5年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。仕込み水は石鎚山系の伏流水蔵元の「石川酒造場」は嘉永元年(1848)創業。所在地は新居浜市東田。

しょうじょう【猩々】

奈良の日本酒。酒名は、中国の想像上の生き物「猩々」が酒に浮かれ舞う様をうたう謡曲「猩々」にちなみ命名。純米大吟醸酒、吟醸酒、純米酒本醸造酒、普通酒がある。平成2、16、24年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は山田錦、五百万石、ホウレイ。仕込み水は吉野川の伏流水。蔵元の「北村酒造」は天明8年(1788)創業。所在地は吉野郡吉野町大字上市。

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デジタル大辞泉プラスの解説

猩々

金魚の体色の名。ひれ先まで含め全身が赤一色のものを言う。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうじょう【猩々】

(1)能の曲名 五番目物。祝言物。作者不明。シテは猩々。唐土の揚子(ようず)の里に高風(こうふう)という孝行な酒売り(ワキ)がいた。その店へ近くの海中にすむ猩々がきて,酒を飲んで舞い戯れ(〈渡り拍子・乱(みだれ)〉),いくら汲んでも尽きない酒瓶を高風に与えて祝福する。乱は遅速の変化の多い特殊なリズムの曲で,舞い方も,普通の擦り足でなしに,抜き足,蹴上げる足,流れ足(つま先で立っての滑走)などを用いて,水上を戯れ遊ぶていを見せる。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

猩々 (ショウジョウ)

動物。類人猿

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世界大百科事典内の猩々の言及

【能面】より

…平太(へいた)と中将は特に武将の霊に用い,頼政や景清,俊寛など特定の人物への専用面も現れた。喝食(かつしき),童子など美貌若年の面のなかにも,蟬丸や弱法師(よろぼし),猩々(しようじよう)といった特定面ができてくる。(4)は最も能面らしい表現のものといわれ,若い女面として小面(こおもて),増(ぞう),孫次郎,若女の4タイプがあり,それぞれ現在は流派によって使用を異にしている。…

※「猩々」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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