日本歴史地名大系 「唐木峠・朴峠」の解説 唐木峠・朴峠からきとうげ・ほおとうげ 富山県:東礪波郡城端町大鋸屋村唐木峠・朴峠城端町から打尾(うちお)川をさかのぼり若杉(わかすぎ)に至り、急な坂道を登ると唐木峠(標高六八二メートル)、そこから朴峠(標高八五〇メートル)を越えて梨谷(なしたに)村(現平村)または相倉(あいのくら)村・上梨(かみなし)村(現同上)へ通じた。文化一一年(一八一四)の越中五ヶ山絵図(県立図書館蔵)には、上梨村・相倉村・梨谷村から朴峠までの里程は記してあるが、城端から朴峠までの里程は摩滅していて不明。「三州測量図籍」には、城端町の高札場を発足し、東の町端へ出て大宮野(おおみやの)・打尾を経て山路を若杉へ行く、城端から若杉まで一里、若杉から唐木峠まで一八町、唐木峠から朴峠まで一八町、朴峠から途中分れて上梨まで一里一八町、朴峠から相倉まで一里七町六間、朴峠から梨谷まで一里、また朴峠から梨谷を経て下梨まで一里一四町二七間とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by