といや‐づきとひや‥【問屋着・問屋付】
- 〘 名詞 〙
- ① 問屋に貨物が到着すること。
- [初出の実例]「馬のきりあかる所の小莚に〈月永〉 問屋つきして風の音信〈久永〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第八四)
- ② 商人などが貨物とともに問屋に宿泊すること。
- [初出の実例]「肥後の熊本より商売は米を買入て問屋着(トイヤツキ)して」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)三)
- ③ 江戸時代、京坂で、接待女として問屋に雇われること。
- [初出の実例]「高野ひじりも問屋付する也」(出典:俳諧・類船集(1676)土)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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