デジタル大辞泉 「啼兎」の意味・読み・例文・類語 なき‐うさぎ【×啼×兎】 ウサギ目ナキウサギ科の哺乳類の総称。岩場などにすみ、体長約15センチ。耳は短くて丸く、尾はない。プチーと聞こえる鋭い声で鳴く。シベリア・中国東北部・北海道に分布。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「啼兎」の意味・読み・例文・類語 なき‐うさぎ【啼兎】 〘 名詞 〙 ナキウサギ科の哺乳類の総称。一属一七種。体長一八~二〇センチメートルくらい。体形は普通のウサギとネズミの中間形で、耳は短くて丸く、尾はごく短い。体の上面は、夏は赤褐色、冬は灰褐色になる。アジアと北米の高山帯に分布する。日本では北海道の大雪山系と日高山脈にのみエゾナキウサギが分布。高山の岩石地に生息し、鋭い声でキッキッと鳴く。草や木の葉を岩の下の巣に貯え、冬眠はしない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例