すべて 

善光号(読み)ぜんこうごう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「善光号」の意味・わかりやすい解説

善光号
ぜんこうごう

1881年(明治14)、イギリスのマニング・ワードル社で製造され、鉄道局が輸入した蒸気機関車。同年日本鉄道会社の創業とともに移籍した。1882年上野―熊谷(くまがや)間の工事に使用するため、船で荒川をさかのぼり埼玉県川口の善光寺付近で陸揚げされたのが命名由来である。動輪3対(つい)でインサイド式シリンダー、サドルタンク式水槽、変わった煙室扉など珍しい外見で、形式は1290形。鉄道記念物に指定されている。現在は埼玉県さいたま市の鉄道博物館に保存展示されている。

[松澤正二]

『臼井茂信著『機関車の系譜図Ⅰ』(1973・交友社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 機関車
すべて 

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む