善光村(読み)ぜんこうむら

日本歴史地名大系 「善光村」の解説

善光村
ぜんこうむら

[現在地名]安八町善光

長良川右岸、森部もりべ輪中の低湿地に位置し、南は南条みなみじよう村。建武年間(一三三四―三八)善光村(現羽島市足近町付近)西方さいほう寺信徒が開拓し、故郷の名を村名としたと伝える(名森村史)慶長郷帳に村名がみえ村高一四四石余、元和二年(一六一六)の村高領知改帳では旗本別所重家領で、幕末まで旗本別所領。正保郷帳では田高一〇七石余・畑高三六石余。水田は水腐れを防ぐため掘田を作り生産向上に努めた。安政六年(一八五九)には村高一四四石余のうち三八石余が掘田のため引高となっている(名森村史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android