安八町(読み)あんぱちちよう

日本歴史地名大系 「安八町」の解説

安八町
あんぱちちよう

面積:一八・三四平方キロ

安八郡の中央部に位置し、東は長良川を隔てて羽島市、西は揖斐いび川を隔てて大垣市、南は輪之内わのうち町、北は墨俣すのまた町と本巣もとす穂積ほづみ町・巣南すなみ町に接する。明治二〇年代の西濃全図(和田家蔵)によれば近代まで現町域は長良・揖斐の二大河川をつなぐ中須なかず川・中村なかむら川が網状に流れる水害の多発地で、森部もりべ墨俣(結)・中須・北今きたいまふち大明神だいみようじん・中村・まきの大小の七輪中があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安八町」の意味・わかりやすい解説

安八〔町〕
あんぱち

岐阜県南西部,濃尾平野長良川揖斐川に挟まれた輪中地域にある町。1955年名森村,結村(むすぶむら),牧村の 3村が合体,1960年町制。平坦地水利がよいため米作中心の農業地帯であったが,1960年代の終わりから工場誘致が行なわれ,電機繊維などの工場が進出面積 18.16km2人口 1万4355(2020)。

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