喜怒色に現さず
いつも冷静で、自分をコントロールする意志が強いことを表すことば。
[使用例] 或時私が何か漢書を読む中に、喜怒色に顕さずと云う一句を読で、その時にハッと思うて大に自分で安心決定したことがある[福沢諭吉*福翁自伝|1899]
[由来] 「三国志・蜀書―先主伝」に出て来る一節から。三世紀、三国時代の中国で蜀王朝の初代皇帝となった劉備の人となりについて、「口数が少なく、他人に対してはよくへりくだり、『喜怒色に形さず(喜びや怒りといった感情を、顔色に出さない)』」と記しています。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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