デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「喜淵」の解説 喜淵 きえん 1254-1319? 鎌倉時代の僧。建長6年生まれ。天台宗大原流の声明(しょうみょう)家。覚淵に師事し,京都来迎(らいこう)院の住持をつとめる。真言宗の南山進流声明にも通じ,声明本,楽理書の書写・収集をおこなった。元応元年?死去。66歳?号は円珠房。著作に「諸声明口伝随聞(くでんずいもん)及注之」「当流三個変音(へんのん)図」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「喜淵」の解説 喜淵 没年:没年不詳(没年不詳) 生年:建長6(1254) 鎌倉後期の天台宗大原流の声明家。字は円珠房。真言宗の南山進流の声明にも通じていたという。広く声明の音楽理論に関心を持ち,声明本や理論書を多数書写したうえ,みずからも楽理に関する著書『諸声明口伝随聞及注之』(1272),転調に当たる「変音」についての『当流三個変音図』(1276)を記している。 (高橋美都) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by