元応(読み)ゲンオウ

デジタル大辞泉 「元応」の意味・読み・例文・類語

げんおう【元応】

鎌倉後期、後醍醐天皇の時の年号。1319年4月28日~1321年2月23日。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「元応」の意味・読み・例文・類語

げんおう【元応】

  1. 鎌倉末期、後醍醐天皇の代の年号。文保三年(一三一九)四月二八日代始により改元。元応三年(一三二一二月元亨と改元。出典は「唐書」の「陛下富教安人、務農敦本、光復社稷、康済黎元之応也」。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の元号がわかる事典 「元応」の解説

げんおう【元応】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1319年から1321年まで、後醍醐(ごだいご)天皇の代の元号。前元号は文保(ぶんぽう)。次元号は元亨(げんこう)。1319年(文保3)4月28日改元。後醍醐天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『唐書(とうじょ)』を出典とする命名。元応年間の鎌倉幕府将軍は、鎌倉幕府最後の将軍となった守邦親王(もりくにしんのう)(9代)、執権は北条高時(たかとき)(14代)。後醍醐天皇は1318年(文保2)、花園(はなぞの)天皇の譲位を受けて即位したが、1321年(元亨1)まで父の後宇多(ごうた)法皇院政を行った。

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android