精選版 日本国語大辞典 「嘉平」の意味・読み・例文・類語 か‐へい【嘉平】 〘 名詞 〙① 中国で、陰暦一二月に行なわれた祭の名。臘祭(ろうさい)。転じて、一二月の異名。嘉平月。臘月(ろうげつ)。《 季語・冬 》 〔俳諧・増山の井(1663)〕〔史記‐始皇本紀〕② 「かへいじひら(嘉平次平)」の略。[初出の実例]「鼠色になった綿縮緬の屁子帯を、裾から糸が下りさうな嘉平(カヘイ)の古袴で蔵した心配」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例