精選版 日本国語大辞典 「噛合」の意味・読み・例文・類語
かみ‐あ・う ‥あふ【噛合】
〘自ワ五(ハ四)〙
① けものなどが食いつき合って戦う。また、転じて、互いに激しく争う。けんかする。
② 上下の歯や二つの歯車などがぴったり合わさって働く。
※童謡・鉄工場(1927)〈北原白秋〉「歯ぐるまがまわるよ、噛み合ひ噛み合ひまわるよ」
かみ‐あわせ ‥あはせ【噛合】
〘名〙
② 比喩的に、二つの物事が緊密に関係し合う働きをいう。
※ストマイつんぼ(1956)〈大原富枝〉「それらは相手の気質と自分の気質との微妙な噛み合わせによって変化してゆくもので」
かみ‐あい ‥あひ【噛合】
〘名〙
① けものなどがかみ合うこと。また、転じて、双方が激しく争うこと。けんか。
※翁問答(1650)下「喧𠵅のはたらきけなげなりとも、かみあひのつよき犬にことならず」
② 歯や歯車などがぴたりとかみ合うこと。
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