噛合(読み)かみあわせ

精選版 日本国語大辞典 「噛合」の意味・読み・例文・類語

かみ‐あわせ‥あはせ【噛合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上下の歯や二つ歯車などの、互いにかみ合う部分。また、その状態咬合(こうごう)
  3. 比喩的に、二つの物事が緊密に関係し合う働きをいう。
    1. [初出の実例]「それらは相手の気質と自分の気質との微妙な噛み合わせによって変化してゆくもので」(出典:ストマイつんぼ(1956)〈大原富枝〉)

かみ‐あい‥あひ【噛合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. けものなどがかみ合うこと。また、転じて、双方が激しく争うこと。けんか。
    1. [初出の実例]「喧𠵅のはたらきけなげなりとも、かみあひのつよき犬にことならず」(出典:翁問答(1650)下)
  3. 歯や歯車などがぴたりとかみ合うこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android