器官形成(読み)きかんけいせい(英語表記)organogenesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「器官形成」の意味・わかりやすい解説

器官形成
きかんけいせい
organogenesis

胚発生において,器官が予定材料より,原基の状態を経て,構造,機能が完成されるまでの過程細胞増殖,成長,組織分化などの過程が一定秩序で起る。脊椎動物では,将来の各器官となる材料は,胞胚期には胚表面に配列しているが,原腸形成の結果,外,中,内の3胚葉に分れ,各胚葉から一定の器官が分化する。この際,オルガナイザーが特定の器官の形成誘導,決定する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「器官形成」の解説

器官形成

 器官発生ともいう.個体が発生していく過程で器官が形成されていくこと.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android