器質精神病(読み)きしつせいしんびょう(その他表記)organic psychosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「器質精神病」の意味・わかりやすい解説

器質精神病
きしつせいしんびょう
organic psychosis

脳の器質的変化や形態学的変化による精神病(→外因性精神病)。炎症外傷腫瘍変性疾患などが原因になる。おもな症状は,慢性の脳疾患による痴呆を中心とする知的機能の低下人格の変化である。そのほか,幻覚や妄想の激しい場合もあり,また,脳の病変部が限局されて,それに対応する巣症状が出ることもある。

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世界大百科事典(旧版)内の器質精神病の言及

【症状精神病】より

…現在では躁鬱(そううつ)状態や分裂病様状態も加えられる。脳に主病変があるものは器質精神病,中毒性疾患は中毒性精神病として区別されるが,症状精神病との間に概念的な混乱をきたすので,これらを包括して身体的基礎のある精神病としてまとめることがある(K.シュナイダー,1950)。【石黒 健夫】。…

※「器質精神病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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