嚊衆(読み)かかしゅう

精選版 日本国語大辞典 「嚊衆」の意味・読み・例文・類語

かか‐しゅう【嚊衆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かかしゅ」とも )
  2. ( 「しゅう」は複数を示す接尾語 ) かみさんたち。女房ども。
  3. ( 「しゅう」は人を表わす語について、丁寧、親愛などの気持を表わす接尾語 ) おかみさん。女房。かかし。
    1. [初出の実例]「かか刕(シウ)が引わたしのささ事過て」(出典浮世草子好色一代男(1682)七)

かか‐し【嚊衆】

  1. 〘 名詞 〙 「かかしゅう(嚊衆)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「あさもかかしよりはやくおきよるはかかしをさきへねかして」(出典:黄表紙・人心両面摺(1801))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android