囂然（読み）ゴウゼン

デジタル大辞泉

ごう‐ぜん〔ガウ‐〕【^×囂然】

［ト・タル］［文］［形動タリ］人の声などがやかましいさま。
「人々の雑談する声―たる中を」〈荷風・ふらんす物語〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ごう‐ぜんガウ‥【囂然】

1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 やかましいさま。かまびすしいさま。
   1. [初出の実例]「学校の辺に聚りて、囂(ガウ)然として罵り譟(さはぎ)けり」(出典：西国立志編（1870‐71）〈中村正直訳〉二)
   2. [その他の文献]〔後漢書‐崔寔伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【囂然】ごう（がう）ぜん

間適のさま。得意のさま。さわぎ立てるさま。飢餓のさま。また、憂えさわぐさま。〔漢書、王伝賛〕滔天民、凶を窮め惡を極む。毒、夏にれ、亂、蠻貉(ばんはく)にぶ。～是(ここ)を以て四の、囂然として其の生を樂しむの心を喪(うしな)ふ。

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出典　平凡社「普及版 字通」