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四つの基本原則 よっつのきほんげんそく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

四つの基本原則
よっつのきほんげんそく

社会主義,プロレタリア独裁共産党の指導およびマルクスレーニン主義毛沢東思想を国家の基本原則とすること。 1979年3月に 鄧小平によって提出された。 49年新中国の成立以来,四つの基本原則社会主義中国の基本制度とされてきたが,文化大革命終焉後,一部反体制派の知識人は,四つの基本原則を特徴とする社会主義制度の失敗が文革などの失政から証明され,近代化を実現するためには,中国は欧米型の民主主義制度と自由を導入しなければならないと主張し,壁新聞民間雑誌,座談会,政治結社およびデモなどで政治活動を展開した。 78年 12月の三中全会で確立された 鄧小平体制は,大躍進の失敗,文革の政治動乱および経済の立ち遅れなどに対する反省から改革と開放を主張したが,反体制派の主張と行動による政治混乱や政権の崩壊を恐れて,四つの基本原則の堅持を強調することによって反体制派の言動を封じ込め「上からの改革」の枠組みを設定しようとした。以来,四つの基本原則は「改革と開放」とともに,中国の基本国策として強調されたが,政治改革,特に学生運動のなかで中国の民主化と自由化を阻害するものとしてしばしば批判されている。

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