四更(読み)シコウ

デジタル大辞泉 「四更」の意味・読み・例文・類語

し‐こう〔‐カウ〕【四更】

五更の第四。およそ現在の午前1時または2時から2時間をいう。うしの刻。丁夜ていや

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四更」の意味・読み・例文・類語

し‐こう‥カウ【四更】

  1. 〘 名詞 〙 五更の一つ一夜を五等分した第四の時刻。現在の時刻で、春は午前一時頃から三時頃まで、夏は午前零時半頃から二時すぎまで、秋は午前零時半頃から二時半すぎまで、冬は午前一時頃から三時すぎまで。丑(うし)の刻。丁夜(ていや)
    1. [初出の実例]「四更待月事何如、鐘漏頻移意有余」(出典菅家文草(900頃)一・八月十五夕、待月)
    2. 「雨さへふりて常(ただ)ならぬ夜のさまに、壁を隔て声をかけあひ、既に四更(しカウ)にいたる」(出典:読本・雨月物語(1776)吉備津の釜)
    3. [その他の文献]〔伏知道‐従軍五更転〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む