デジタル大辞泉
「四法」の意味・読み・例文・類語
し‐ほう【四法】
1 (‐ハフ) 漢詩の作法上で展開の順序、起・承・転・結の四つ。
2 (‐ホフ) 仏語。
㋐仏が説いた教、教が表す道理である理、教による修行である行、修行によって得る悟りとしての果の四つ。
㋑浄土真宗に定める、教・行・信・証の四つの法。
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し‐ほう【四法】
- 〘 名詞 〙
- [ 一 ] ( :ハフ )
- ① 漢詩の作法上の四つのきまり。起、承、転、結をいう。
- ② 歌道の席での四つの分担。講師、読師、発声、判者をいう。〔譬喩尽(1786)〕
- [ 二 ] ( :ホフ ) 仏語。
- ① 行、住、坐、臥の四つの作法。平素の起居動作をいう。四儀。
- ② 教、理、行、果の四つをいう。仏教の真理である理、それをあらわす教え、それによる修行と果としての悟り。
- ③ 信、解、行、証の四つ。信心と理解と修行と証果。
- ④ 真宗で、教、行、証に信を加えていう。
- ⑤ 悟りを得ることを不可能にする無善友・謬受学・不精進・不調伏の四つ、菩薩の修める善修事業・方便善巧・饒益於他・無倒回向の四つ、福を生ずる恒行法施・超大悲心・化諸有情・忍辱救護の四つなど、種々の見方、数え方がある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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