四熊村(読み)しくまむら

日本歴史地名大系 「四熊村」の解説

四熊村
しくまむら

[現在地名]徳山市大字四熊

富田とんだ川の支流四熊川とその支流域に集落が点在し、村域の南に四熊ヶ岳(五〇四・一メートル)がある。北は中野なかの、東はかみ南西小畑おばた北西たお米光よねみつ(現新南陽市)の各村に接する。徳山藩領。

文明一八年(一四八六)頃と思われる周防国国衙領散在諸郷保注文(東大寺文書)に「富田三ケ畑」の一つとして「奥四熊 公田 十石三斗四合・一色廿四石八斗九升七合」などとある。

慶長五年(一六〇〇)検地帳には四熊村として八三六石一斗とあり、同一五年の検地帳では石高一千六四八石余、うち田方が九二町余で一千三三九石余、畠方が五四町余で二一〇石余、百姓屋敷一五八とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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