四町分村(読み)しちようぶんむら

日本歴史地名大系 「四町分村」の解説

四町分村
しちようぶんむら

[現在地名]菊池市四町分

木庭こば村の東、河原かわはる川の上流に位置する。隈府わいふ町高札辻より約二里。小村塚原つかはら原持はらもち平山ひらやまの地名は天文一四年(一五四五)一一月二六日の肥後国内斎藤長実知行分坪付案(大友家文書録)に「塚原二町分」「原持三段三杖分」「平山三段三杖分」とみえる。

慶長九年(一六〇四)九月の検地帳に田二二町六反九畝余・畠七五町六反九畝余、分米六四七石余とある。近世は河原手永に属し、「肥集録」に小村として柴原・原持・惣谷・中園・石原・塚・岩下・長六・麦田・平山・小川・野中が記される。「国誌」は「四町分村 高二百七石余、総谷村塚原村中園村麦田村長山村等ノ小村アリ」、「四町分村 高百六十九石余、平山ト云小村アリ」と分けて記載する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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