四神田村
しこだむら
[現在地名]多気町四神田
西山村の南、集落の中央を和歌山別街道が走る。康永三年(一三四四)の法楽寺文書紛失記(京都市田中忠三郎氏蔵文書)に「四段四神田里十九坪 四段佰捌拾歩同里卅坪」と記され条里制がしかれた地であり、集落北方八王子社付近は字みその尾という。西方に田子田という集落があり、その東に中世の片倉氏館跡がある。八〇×一〇〇メートルの平坦面台地で、周囲の水田よりは一段高く南側は掘割って堀がわりにしている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 