四阿火山(読み)あずまやかざん

最新 地学事典 「四阿火山」の解説

あずまやかざん
四阿火山

Azumaya volcano

群馬・長野県境にある更新世の成層火山。変質火山岩類を多く含む新第三紀の堆積岩類とそれを貫く石英閃緑岩類からなる基盤の,起伏に富んだ地形上にあり,緩傾斜の円錐形火山体は標高2,354mに達する。山頂部には四阿カルデラと呼ばれる北北西に開いた直径3kmほどの凹地があり,侵食地すべりにより形成されたと推定されている。主成層火山はおもに輝石安山岩溶岩流と火砕岩の互層からなる。侵食により南と西の標高1,700m以上の山腹には数枚の放射状岩脈が露出し,その一つである的岩まといわは現地表から25mも突出している。四阿カルデラの底に露出する岩石は著しく変質作用を受け,硫黄鉱床があった(米子鉱山)。カルデラの出口には米子大瀑布という2条の滝がかかり,鉱山跡を含む一帯が2016年に国の名勝に指定。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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