精選版 日本国語大辞典 「回瀾」の意味・読み・例文・類語 かい‐らんクヮイ‥【回瀾・廻瀾】 〘 名詞 〙① くずれかかった大波。さかまく荒波。[初出の実例]「未だ此家の如く廻瀾怒濤に夾(はさ)まるものを聞かず」(出典:帰省(1890)〈宮崎湖処子〉九)[その他の文献]〔沈約‐日出東南隅行〕② 「かいらん(回瀾)を既倒(きとう)に反(かえ)す」の略。[初出の実例]「劇薬を用ゐ、一度は廻瀾の功を奏しき」(出典:柵草紙の山房論文(1891‐92)〈森鴎外〉逍遙子と烏有先生と) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例