回章(読み)カイショウ

デジタル大辞泉 「回章」の意味・読み・例文・類語

かい‐しょう〔クワイシヤウ〕【回章/×廻章】

順に回して見せる文書書状。ふつう、あて名が列記してある。回文回状
返事手紙。返書。回書。

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精選版 日本国語大辞典 「回章」の意味・読み・例文・類語

かい‐しょうクヮイシャウ【回章・廻章】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かいぶん(回文)東寺百合文書‐と・長祿四年(1460)三月日・灌頂院御影供請定廻文〕
  3. 返事の書状。返書。回書。回状。回報。また、返信すること。〔醍醐寺文書‐(年月日未詳)(室町)大僧正満済書状土代〕
  4. かいちょく(回勅)

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世界大百科事典(旧版)内の回章の言及

【回勅】より

…むかし,その使者が馬で各教区を回ったことから,この名称ができた。回章ともいう。通常ラテン語で出され,その冒頭の2,3語をもってその回勅の名称とするならわしである。…

※「回章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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