因幡国郷帳・伯耆国郷帳(読み)いなばのくにごうちよう・ほうきのくにごうちよう

日本歴史地名大系 「因幡国郷帳・伯耆国郷帳」の解説

因幡国郷帳・伯耆国郷帳(元禄郷帳)
いなばのくにごうちよう・ほうきのくにごうちよう

因幡・伯耆各一冊

成立 元禄一四年

写本 鳥取県立博物館

解説 元禄一四年一一月、国絵図とともに幕府へ提出した郷帳の控。ただし現存する写本は天保五年、天保郷帳作成の際の写。郡ごとに各村高を列挙する。村高の総計は因幡国一七万七二八石余(五三五ヵ村)・伯耆国一九万四千四一六石余(七一〇ヵ村)で、拝領高の因幡・伯耆総計三二万石を超える。したがって当資料中の村高の数値は当時の新田改出高を含んだ数値である。

因幡国郷帳・伯耆国郷帳(天保郷帳)
いなばのくにごうちよう・ほうきのくにごうちよう

因幡・伯耆各一冊

成立 天保五年

原本 国立公文書館

解説 天保二年幕府の命によって諸国から提出させ、幕府勘定所において一括作成した郷帳。この際鳥取藩から提出された村高書上の控とみられる天保五年の因幡国伯耆国郷村高辻帳が鳥取県立博物館に所蔵されている。

活字本 「内閣文庫所蔵史籍叢刊」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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