囲繞地通行権(読み)いにょうちつうこうけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「囲繞地通行権」の意味・わかりやすい解説

囲繞地通行権
いにょうちつうこうけん

民法上の相隣権の一つ袋地通行権ともいう。袋地所有者公道に通じるために囲繞地を通行できることをいう (民法 210) 。袋地とは,他人土地に囲まれた土地,または他人の土地と池沼河渠海洋,あるいは崖岸によって囲まれた土地のことをいい,その他人の土地を囲繞地という。通行権者は,原則として囲繞地の所有者に償金を払わなければならない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android