償金(読み)ショウキン

デジタル大辞泉 「償金」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きん〔シヤウ‐〕【償金】

他人やその所有物に与えた損害のつぐないとして支払う金銭賠償金

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「償金」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きんシャウ‥【償金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 損害などを与えたときに、その賠償として支払う金銭。賠償金。つぐないきん
    1. [初出の実例]「其道路諸設に依て用をなしたる者は、費用に充るか為に是に償金を徴求することを得」(出典:万国公法(1868)〈西周訳〉二)
  3. 敗戦国または損害を与えた国が、戦勝国または損害をこうむった国に支払う金銭。
    1. [初出の実例]「英国の商売品を焼棄たる償金として二千一百万『ドルラル』を〈略〉英国へ与へたり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)

つぐのい‐きんつぐのひ‥【償金】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「つくのいきん」 ) =つぐないきん(償金)
    1. [初出の実例]「商ひを妨げる債(ツクノ)ひ金(キン)を出すべしと外国流の掛合に」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉二)

つぐない‐きんつぐなひ‥【償金】

  1. 〘 名詞 〙 損害や罪、あやまちなどをつぐなうために支払う金。賠償金。つぐのいきん。〔和英語林集成初版)(1867)〕
    1. [初出の実例]「償金(ツグナヒキン)として五十万ドルを政府より逓与さるべく」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「償金」の読み・字形・画数・意味

【償金】しようきん

賠償。

字通「償」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android