公道(読み)コウトウ

デジタル大辞泉の解説

こう‐とう〔‐タウ〕【公道】

[名・形動ナリ]手堅く、地味なこと。また、そのさま。堅実。質素。
「娵(よめ)には―な形(なり)をさせて」〈滑・浮世風呂・四〉

こう‐どう〔‐ダウ〕【公道】

《古くは「こうとう」とも》正しい道。おおやけの道理。「天下の公道を行う」
公衆の通行の用に供するために設けられている道路。国道・都道府県道・市町村道など。⇔私道

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大辞林 第三版の解説

こうとう【公道】

( 形動 ) [文] ナリ 
〔中世・近世語〕
地味だが、しっかりしているさま。堅実で物がたいさま。 「 -ナ人/日葡」 「 -な兄御を手本にして/浄瑠璃・油地獄

こうどう【公道】

公衆の通行のために設けられている道。国道・県道・市町村道など。 ⇔ 私道
正しい道理。 「 -にもとる」 → こうとう(公道)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

公道
こうどう

国や地方公共団体が建設・管理して一般交通の用に供している道路をいう。国道、都道府県道市町村道などがあり、私道と異なり、道路法その他の公法の規制を受ける。[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐と【公道】

〘名〙 (形動) (「こうとう(公道)」の変化した語) =こうとう(公道)
※浄瑠璃・心中二つ腹帯(1722)二「町方のお内儀には、ばっとかうとな御風俗」

こう‐とう ‥タウ【公道】

〘名〙 (形動) (「とう」は「道」の漢音) 礼儀作法がきちんとしていること。手堅く質素なこと。地味であること。また、そのさま。堅実。実直。倹約。こうと。
※日葡辞書(1603‐04)「Côtǒna(コウタウナ) ヒト」
※俳諧・犬子集(1633)一五「数寄屋にねんをいるるこしはり 当代は皆公道に成て来て〈一正〉」
[補注]「こうどう(公道)①」の意から「礼儀作法のきまりを守ること」〔日葡辞書〕をいうようになり、さらに「地味で手堅いさま」の意を表わすようになった。

こう‐どう ‥ダウ【公道】

〘名〙
① (古くは「こうとう」) 世間一般に通用する正しい道理。公正な道。正義。〔明応本節用集(1496)〕
※読本・椿説弓張月(1807‐11)後「勅命を稟(うけ)て、私の遺恨をはらせり。かかれば是公道(コウドウ)に称(かな)ふにあらずや」 〔荀子‐君道〕
② (形動) ⇒こうとう(公道)
公衆のための道。国道、府県道、市道、町村道など。⇔私道。〔工学字彙(1886)〕

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世界大百科事典内の公道の言及

【道路】より

…それには道路の必要性についての国民の理解の確保,費用の節約,道路建設と沿道の環境の向上とを合わせて実現するようなくふうと技術進歩の実現,民間資金の活用などについて,多くの努力が必要とされるであろう。【武田 文夫】
【道路と法律問題】
 日本の道路には,公行政主体が一般の交通の用に供するために設置・管理する公道と,私人が自己の物権的支配権に基づいて設置・管理し,本来の目的としてあるいは事実上一般の交通の用に供されている私道とがある。この区別は,道路の設置・管理の法的権原に着目したものであり,住民による利用については同様の法的規律を受けることが多い。…

※「公道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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