図合船(読み)ズアイブネ

デジタル大辞泉 「図合船」の意味・読み・例文・類語

ずあい‐ぶね〔ヅあひ‐〕【図合船】

江戸時代から明治期にかけて、北海道と東北地方北部で、廻船かいせん漁船として使用された100石積み以下の船。

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精選版 日本国語大辞典 「図合船」の意味・読み・例文・類語

ずあい‐ぶねヅあひ‥【図合船】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代から明治期にかけて、北海道と奥羽地方北部でつくられた百石積以下の海船の地方的呼称。小廻しの廻船や漁船として使われた。船型は水押付の弁才船系統であるが、百石積以上の廻船を弁才船として区別するため特に呼ばれるもの。
    1. [初出の実例]「図合船 七十五石より九十五石迄之船を云也」(出典:三航蝦夷日誌(1850)初航蝦夷日誌)

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