日本歴史地名大系 「図書町」の解説 図書町ずしよまち 石川県:金沢市金沢城下第六連区図書町[現在地名]金沢市昭和町(しようわまち)折違(すじかい)町の北西、加賀藩士菊池家下屋敷から広岡(ひろおか)山王社へ延びる小路除中の地子町。元禄九年(一六九六)の書上(「片岡孫作筆録」加越能文庫)に「加藤図書上地町」とある。町名は加賀藩士加藤図書の下屋敷地にちなむ。加藤図書家初代は重廉で、織田信長・柴田勝家・丹羽長秀に仕え、天正一三年(一五八五)佐々成政の招請に応じて越中富山へ向かう途中、松任(まつとう)で前田利長に出会い出仕(加能郷土辞彙)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報