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固定残業代 コテイザンギョウダイ

人事労務用語辞典の解説

「固定残業代」とは、毎月決まった金額を見込みの残業手当として、実際の残業の有無にかかわらず支給する制度のことです。定額残業代ともいわれ、人件費抑制や支払い事務の負担軽減を目的とした導入事例が広がっています。一定の要件を満たす限り、適法であり、有効な制度ですが、昨今、不適切な運用から労使トラブルを招くケースも増えています。従業員の勤務時間が見込みの残業時間を超えた場合、事業者には超過分の割増手当を払う義務が生じるにもかかわらず、いくら働いても定額分しか支払わなかったり、見込み額をあいまいにして残業代をごまかしたりするなどの悪質な法律違反が後を絶ちません。
(2014/5/26掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

デジタル大辞泉の解説

こてい‐ざんぎょうだい〔‐ザンゲフダイ〕【固定残業代】

一定時間分の時間外労働や休日労働などに対して定額で支払われる割増料金。定額残業代。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵miniの解説

固定残業代

実際の時間外労働や休日労働の有無・長短にかかわらず、残業代として一定額が支給される割増料金のこと。定額残業代、みなし残業代。時間外割増賃金(残業代)は、労働基準法37条で25%以上増額することが定められており、固定残業代制度は各企業が個別に雇用者と契約するものとなっている。この契約が適法とされるためには、同契約の従業員への周知の義務、同残業代と時間の明確な記載などの決まりを満たさなければならない。また、固定残業代を超えて時間外労働をした者には、その分の割増賃金を別途に支給しなければならない。しかし、超過残業代の未払いや求人において固定残業代を明記しないなど、同制度を悪用する企業が後を絶たず、2015年10月から順次施行の「青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)」など法的整備が進められている。

(2016-10-27)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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