デジタル大辞泉
「定額」の意味・読み・例文・類語
じょう‐がく〔ヂヤウ‐〕【定額】
1 きまった額。ある一定の数。ていがく。
「唐船の数定まりぬれば、―の外に来たれる船をば積み戻しといひて」〈折たく柴の記・下〉
2 「定額僧」に同じ。
「浄蔵―を御祈の師にておはす」〈大鏡・良相〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じょう‐がくヂャウ‥【定額】
- 〘 名詞 〙
- ① ⇒ていがく(定額)
- ② 制度上登録されている一定の員数。定員。
- [初出の実例]「又除二定額一外、内外文武散位、六位以下及勲位」(出典:続日本紀‐養老五年(721)六月乙酉)
- ③ =じょうがくそう(定額僧)
- [初出の実例]「浄蔵定額を御祈の師にておはす」(出典:大鏡(12C前)二)
- ④ =じょうがくじ(定額寺)
- [初出の実例]「五畿内七道諸国定額諸寺資財等帳」(出典:広隆寺文書‐貞観一五年(873)広隆寺資財帳)
定額の補助注記
「色葉字類抄」は前田本では「定額 チャウキャク」とあるが、黒川本ではさらに「ヂャウガク」のよみが加えられている。
てい‐がく【定額】
- 〘 名詞 〙 一定の数量。特に金額についていう。定められた金額。じょうがく。
- [初出の実例]「唐船の数定りぬれば、定額の外に来れる船をば積戻しといひて、交易の事をゆるさず」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)下)
- 「来十五年度諸官省の定額(テイガク)予算は来る十二月五日迄に取調べ」(出典:東京日日新聞‐明治一四年(1881)一一月一四日)
- [その他の文献]〔五代史‐劉審交伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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