国つ神(読み)クニツカミ

デジタル大辞泉 「国つ神」の意味・読み・例文・類語

くに‐つ‐かみ【国つ神/地祇】

天孫降臨以前からこの国土を治めていた土着の神。地神。→あまつ神
あれは―、大山津見の神の子ぞ」〈・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「国つ神」の意味・読み・例文・類語

くにつ【国つ】 神(かみ)

  1. 天孫系の神々に対し、天孫降臨以前からこの国土に住み、その土地を守護する神。国土を守護する神。また、その子孫。地神。その土地の自然生活に密着する、自然神的性質が強い。
    1. [初出の実例]「須佐之男命〈略〉『汝等は誰ぞ』と問ひ賜ひき。故、其の老夫答へ言さく、『僕(やつかれ)国神(くにつかみ)、大山津見神の子ぞ』とまうす」(出典古事記(712)上)

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