国友 忠(読み)クニトモ タダシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「国友 忠」の解説

国友 忠
クニトモ タダシ


職業
浪曲

肩書
春陽会会長

本名
大熊 国一(オオクマ クニイチ)

生年月日
大正8年 2月14日

出生地
東京都 府中市

学歴
高小〔昭和8年〕卒

経歴
浪曲全盛期の昭和29年東京・赤坂に浪曲教室を開校。最盛期には「銭形平次捕物帖」など1年間に500本のラジオ番組に出演するが、体をこわして35年に教室を閉鎖、茨城県三和町牧場主として暮らす。54年現役に復帰したが、57年芸能人に呼びかけて、中国残留孤児受け入れのためのボランティア団体“春陽会”を結成し、浪曲から離れて運動に従事。平成元年中国残留婦人の集団里帰りを実現、3年には私財7000万を投じて三和町に受け入れ施設“ふるさとの家”を設立した。9年春陽会は解散、10年現役に復帰した。

受賞
東京人権賞(第1回)〔昭和61年〕

没年月日
平成17年 5月22日 (2005年)

伝記
浪曲、女子高へ行く 新井 勝治 著(発行元 朝日新聞社 ’01発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android