浪曲(読み)ろうきょく

知恵蔵の解説

浪曲

浪花節」のページをご覧ください。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

浪曲

江戸後期から明治初期に確立した芸能。大阪で活躍した浪花伊助開祖と伝えられ、浪花節と呼ばれた。三味線の伴奏で、「啖呵(たんか)」と呼ぶ人物のセリフやメロディーの「節(ふし)」で物語を感動的に伝える。浪曲は明治後期には大阪の親友派に所属する芸人だけで300人以上、寄席も各地にあったとされる。しかし、テレビの普及とともに、戦後は斜陽の一途をたどった。浪曲親友協会(大阪市)によれば、現役で舞台に立つ関西の浪曲師は約20人。一心寺南会所(同市天王寺区)で毎月3日間の寄席を開いているが、常設の寄席は大阪にはひとつもない。

(2014-03-06 朝日新聞 夕刊 1総合)

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百科事典マイペディアの解説

浪曲【ろうきょく】

大衆芸能の一種。三味線に合わせてうたい語る演芸。江戸末期ごろ関西地方に始まったとみられ,〈うかれ節〉〈ちょぼくれ〉〈ちょんがれ〉などを総称して,江戸で浪花節(なにわぶし)と呼んだ。説経節や祭文(さいもん)に琵琶・浄瑠璃・講釈などが加わった大道芸であったが,明治末期に,桃中軒雲右衛門や,2世吉田奈良丸が出,日露戦争後の国家主義的風潮とあいまって大衆芸能として発展,1900年から1950年ころまで民衆娯楽の最右翼となる。語り口は関東節と関西節に大別される。
→関連項目三波春夫村田英雄寄席

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とっさの日本語便利帳の解説

浪曲

浪花節。仏教の説法が源流。祭文(さいもん)、チョンガレと発展、長唄や義太夫の節の影響を受けながら今日になった。節は自分の好みで作ってもいい。三味線の伴奏を曲師(きょくし)という。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ろう‐きょく ラウ‥【浪曲】

〘名〙 浪花節(なにわぶし)のこと。
※受胎(1947)〈井上友一郎〉「自分も浪曲を演(や)ったことがあったさうだが」

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世界大百科事典内の浪曲の言及

【浪花節】より

…浪曲(ろうきよく)ともいう。江戸後期にほぼ形成され,明治時代に大発展した語り物。…

※「浪曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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