国岡新村(読み)くにおかしんむら

日本歴史地名大系 「国岡新村」の解説

国岡新村
くにおかしんむら

[現在地名]稲美町国岡

国安くにやす村の北、くもり川上流左岸に位置する。高畑たかはた(現加古川市)と明石藩領神出かんで(現神戸市西区)を結ぶ道が村内を東西に走る。村の開発は寛文二年(一六六二)国安村おか村の庄屋が願出たことに始まり、両村の一字ずつを合せて村名としたという(大住文書)元禄郷帳に村名がみえ、高三九六石余。天保郷帳では高四〇四石余。当村は新村で、しかも高所に位置するので、同じ蛸草たこくさ郷の他村との間にしばしば水論が起こった(「口上書」小山家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android